色々な方々に支えられて、今年も1年が終わる事が出来ます
沢山のロードスターのお客さんと、色んなお話して、一緒に遊んで貰って
楽しい1年を過ごす事が出来ました
また来年も、遊んで貰えるように頑張ります。
2012年が、皆様にとって良い年であるように!!
ロードスターの整備・レストア・チューニング・サーキット ロードスターの事なら何でも出来ます
さて、ロードスターの錆ですが、色々と経験して修理して、研究して解った事があります
錆びる原因は幾つかあります、
1つはサイドシル及びリヤフエンダー下部の板金した事による錆
通常の板金は、裏側から押し出す事が出来ない場合は、
表から引っ張り出すのがメインの工法として行われます。
丸い輪っかの物を熔着してスライディングハンマーで引っ張ってパネルを元に戻します
小さい範囲で熔着して熱も最低限しか加えませんが、やっぱり熱は入ります
表側は大丈夫ですが、裏側は確実に錆が発生致します。
もう1つが厄介です、全く表側に損傷が無くても、裏側からジックリと確実に進行致します。
この写真はリヤフエンダーのアウターを切り取った所ですが、前後の2か所から錆が進行しているのが
解るかと思います。
左側の錆は、サイドシルとリヤフエンダーのパネルの間から水が入り込んで錆が発生してます
パネルの合わせ目は、コーキングで処理してありますが、ハイグリップタイヤとハイレートの足で
パネルが動いて、コーキングにクラックが入って水が入ったのが原因です
コーキングが割れているようでしたら、早急に処置致しましょう
右側は、もっと解りにくいです!!
タイヤハウスの内側からです、ロドのボディの真ん中に付いてる凹みの上辺りです
ここら辺は、何枚ものパネルが複雑に重なってるのですが
一部の車両はコーキングが端っこまで入ってません!!
もちろん水が入ります、下に流れて、サイドシルの右の部分に流れます
ここまで書いて、アレ??、ロドのサイドシルは水抜きの穴が空いてるから大丈夫だと思った人居るかと
確かにサイドシルには前後4か所の水抜きの穴は空いてますが
今回のリヤフエンダーの錆はサイドシルとリヤアウターパネルの間の錆が原因です。
理解しやすいように、図で書きました。
サイドシルの水抜き穴は1の所です、ココは詰まらない限り大丈夫です
問題は2の場所です、リヤフエンダーのアウターパネルははサイドシルの上にスポッと溶接で止まってます
キチンと外から水が進入しないように、コーキングでキッチリと塞いであります
問題なのは、外からの水は想定内ですが、内側から貯まる水の事は全くの想定外なのです。
1枚目の写真見れば真ん中の丸い穴2つからサイドシルの水抜きの穴に抜けたのが解るかと思います
この原理が解れば、対策と、修理の仕方が全く変わると思います。
出来ない方は、当社まで(笑)
内装ハズして、タイヤ外して、色んな部品外せば、色々と対策は可能ですよ
こちらの施工も、考えて施工するか、ただ塗るかはご想像にお任せ致します。
おおとろ